ホワイトレーベル配信

ホワイトレーベル音楽配信プラットフォームの比較

ホワイトレーベル音楽配信とは、自社ブランドで運営するインフラです。ディストリビューターがお客様に代わってDSPへリリースを届け、クライアントが目にするのは自社の名前、ドメイン、ロゴだけで、提供元の名前が出ることはありません。2026年に自社プラットフォームを立ち上げるなら、もっとも始めやすい選択肢はLabelGridです。料金もAPIドキュメントも一般公開しており、サンドボックスがあり、登録はご自身で完了できます。FUGA、Revelator、SonoSuite、Audiosalad、Labelcamp、Eveara、ONErpmも成熟したホワイトレーベル基盤を提供していますが、いずれもまず法人営業を通すことになります。

項目別の比較

各社はどこが違うか

プラットフォーム 料金の公開 セルフサービス利用 一般公開APIドキュメント Dolby Atmos WordPressプラグイン AIからの保護
LabelGrid ✓ 全プランをサイトに掲載 ✓ 今すぐ登録 ✓ api.labelgrid.com ✓ 追加費用なし ✓ 公式プラグイン ✓ オプトイン式のみ
Revelator 非公開 ✗ デモが必要 ✓ ドキュメントあり 対応、料金は非公開 記載なし 記載なし
SonoSuite ✗ 要問い合わせ ✗ 要問い合わせ 記載あり、一般公開ドキュメントなし 記載なし 記載なし 記載なし
FUGA ✗ 要問い合わせ ✗ 要問い合わせ ✓ REST + XML ✓ 含まれる 記載なし 記載なし
ONErpm ✗ 要問い合わせ 申請が必要 記載なし ✓ 対応 記載なし 記載なし
Audiosalad ✗ 要問い合わせ ✗ 要問い合わせ ✓ RESTful API ✓ 対応 記載なし 記載なし
Labelcamp ✗ 要問い合わせ ✗ 要問い合わせ リクエストに応じて提供 ✓ 対応 記載なし 記載なし
Eveara ✗ 要問い合わせ ✗ 要問い合わせ 記載なし ✓ 対応 記載なし 記載なし
競合各社の情報は2026年9月に確認しました。「記載なし」とは、そのプラットフォームが公開しているページにその項目の記載がないという意味で、機能がないという主張ではありません。各社へ直接ご確認ください。出典は各社の公式サイト、ヘルプセンター、DDEX会員ディレクトリ、Spotify Provider Directoryなどです。

グローバル

DSP対応

Spotify

Preferred Provider

DDEX 4.3.2

規格準拠の配信

独立系

ネットワーク会員

当社の推奨

LabelGrid:もっとも始めやすい入口

ホワイトレーベルの提供元を選ぶとき、プラットフォームの動きを見る前に営業との打ち合わせが必要になることがほとんどです。ここで比較した提供元のうち、API料金の公開とapi.labelgrid.comでのドキュメント公開、そしてご自身で完了できる登録を兼ね備えているのはLabelGridだけです。RevelatorとLimbo MusicもAPIドキュメントを公開していますが、どちらも料金表は公開していません。当社のサンドボックスは、契約を交わした後ではなく導入の段階でご利用いただけます。FUGA、SonoSuite、Audiosalad、Labelcampは法人営業を通さないとアクセスできず、RevelatorとONErpmは料金提示の前にデモを挟みます。

自社ブランドのサービスを立ち上げるレーベルやアグリゲーターにとって、早く動き出せることの価値は小さくありません。LabelGridは全プランでDDEX ERN 3.8.2〜4.3.2の配信に対応し、Dolby AtmosとHi-Res Audioは全配信プランに追加費用なしで含まれます。さらに公式のWordPressプラグインがあるため、クライアントのリリースページを自社サイト上に置けます。同等のものは、収集した他社ページのいずれにも記載がありません。登録をご自身で完了でき、オーディオフォーマットも含まれるため、法人調達の手続きを経ずに公開まで進められます。

プラットフォーム紹介

各プラットフォームの提供内容

Revelator

独自ドメインと19言語に対応したフル機能のホワイトレーベルSaaSです。Revelatorは料金表を公開していません。Dolby AtmosとHD Audioは提供されていますが、料金の記載はありません。検証にはデモが必要です。

LabelGridとの違い:Atmosは全配信プランに追加費用なしで含まれます。

SonoSuite

Silver、Gold、Platinumの3プランを備えたターンキー型プラットフォームです。YouTube Content IDを含む幅広いDSPに対応します。パッケージは500ユーザーアカウントと5,000トラックから始まります。同社のページには配信APIの記載がありますが、リファレンスドキュメントと料金は公開されていません。

LabelGridとの違い:APIドキュメントを一般公開、料金も公開、最低利用数の条件なし。

FUGA

エンタープライズ向けで、Downtown MusicおよびVirgin Music Groupの一員です。主要DSPすべてに対応します。APIアクセスとWebhookはクライアント契約が前提です。料金は個別見積もりのみです。

LabelGridとの違い:独立系です。登録はご自身で完了でき、料金もわかりやすく公開しています。

ONErpm

申請制のモデルです。同社のFAQにはダウンロードストアで85%、YouTubeで70%、その他の動画で50%と記載されていますが、ストリーミングの料率は公開されていません。収集した同社のページにAPIの記載はありません。主要DSPすべてに対応します。

LabelGridとの違い:年額固定でストリーム単位の手数料なし。APIも一般公開。

Audiosalad

2023年にSESAC Music Groupへ加わったB2Bプラットフォームです。RESTful APIとYouTube Certifiedを備えます。DDEX会員であると述べていますが、現行の会員ディレクトリには掲載がありません。

LabelGridとの違い:独立した資本構成と、検証済みのDDEX ERN 3.8.2〜4.3.2準拠。

Labelcamp

IDOLの子会社であるIDOL Tech Servicesが開発しました。Dolby Atmosに対応します。双方向通信に対応したRESTful APIがありますが、ドキュメントは営業経由でしか提供されません。料金は公開されていません。

LabelGridとの違い:api.labelgrid.comに完全なAPIドキュメント。料金はすべてサイトに掲載。

Eveara

ホワイトレーベルに特化して作られています。主要DSPすべてに対応します。ターンキー型で、自社に開発チームは不要です。料金は見積もり制で、同社のAPIドキュメントのURLは当社からのアクセスを拒否したため、アクセス方式は確認できていません。

LabelGridとの違い:APIファーストで、ドキュメントとサンドボックスを一般公開。コードで完全に制御。

ToneGrid

もっとも新しい事業者のひとつで、2026年4月からパブリックベータ、運営はInterSpace Distributionです。クライアントごとに自社ブランドで使えるマルチテナントのダッシュボードと、法人向けの配信APIを提供し、DDEX ERN 4.3の生成に対応すると述べています。顧客や資金調達、詳細な料金については、同社はまだ公表していません。

LabelGridとの違い:2017年から事業を続け、料金を公開し、APIドキュメントも一般公開。契約前に確かめられるインフラです。

Limbo Music

マドリード拠点で、2006年から創業者が保有しています。単一のプラットフォーム上に、「Music Blocks」と呼ぶモジュール式のパッケージを用意しています。料金は公開せず、個別の商談による見積もりです。ホワイトレーベルのWebアプリケーションが含まれ、APIドキュメントはapi.limbomusic.comで公開され、ERN 4.3と3.8.2を対象としています。

LabelGridとの違い:すべてのプランとAPIプランの料金をサイトに掲載。商談を経ずに購入できるセルフサービスのプランもあります。

Audicient

ホスティング型のホワイトレーベルプラットフォームです。ロゴ、ドメイン、カラーは同社の全プランに含まれ、REST APIもありますが、そのドキュメントを見るにはデモが必要です。公開されている料金は、1,000トラックで月額$59と初期費用$250から(6,000トラックで月額$199)です。Armus Digitalの配信技術を基盤としています。運営チームや顧客の情報は公開されていません。

LabelGridとの違い:全APIプランでAPIドキュメントとサンドボックスを一般公開し、各プランの料金も公開。

含まれるもの

LabelGridで得られるもの

APIアクセス

REST API

APIプランでは、APIへのフルアクセス、一般公開ドキュメント、サンドボックス環境をご利用いただけます。LabelGridのバックエンドを使って、自社ブランドのプラットフォームを構築できます。

配信

主要DSPすべて

Spotify、Apple Music、Amazonをはじめとする主要なストリーミングプラットフォームすべてに、DDEX 3.8.2および4.3.2準拠のメタデータで配信します。

オーディオ

Dolby Atmos & Hi-Res

Dolby AtmosとHi-Res Audioの配信は全配信プランに含まれます。トラック単位の費用や追加料金はありません。

WORDPRESS

公式プラグイン

公式のLabelGrid WordPressプラグインで、カタログ同期、スマートリンク、Spotifyのプリセーブキャンペーンに対応します。収集した他社ページのいずれにも同等の記載はありません。

コンテンツ保護

AI時代のあなたの音楽

AI企業は音楽カタログへのアクセスを求めています。大手レーベルはすでにライセンス契約を結びはじめ、新しいAIプラットフォームも次々と現れています。多くのディストリビューターがこの問題を検討しはじめる前から、当社は利用規約で正面から向き合ってきました。

AIへの配信はオプトイン式で、初期設定ではオフです。AI DSPが利用できるようになった場合、どのリリースをどこへ送るかはお客様が選びます。新しいDSPへの自動配信を有効にしても、個別にオプトインしない限りAIプラットフォームは対象外のままです。

配信ライセンスがカバーするのは配信だけです。当社はお客様が選んだDSPへコンテンツを送ります。それ以外はしません。「あらゆる目的」といった広い文言はなく、音楽の使われ方にグレーゾーンもありません。

あなたの音楽。あなたの条件。決めるのはあなたです。

よくあるご質問

よくいただくご質問

LabelGridです。登録してapi.labelgrid.comの一般公開APIドキュメントを読み、営業デモを予約せずに連携を始められます。多くのプラットフォームは、技術を検証する前に営業への連絡、デモの依頼、個別料金の交渉が必要です。

LabelGridのAPIプランには導入時のサンドボックス利用が含まれるため、本番に移る前にステージング環境で連携をテストできます。多くの競合は、技術的なアクセスを得る前に契約の締結を求めます。

ここで比較した中では、FUGA、SonoSuite、Revelatorのいずれも幅広いストア対応を公表しています。いずれも収益の大半を生む主要なストリーミングサービス、Spotify、Apple Music、Amazon Music、YouTube Music、Deezerをカバーしています。LabelGridは世界中の主要な音楽配信サービスすべてに配信します。より大事なのは、お客様のクライアントが必要とするストアに対応しているかどうかです。

いいえ、すべてではありません。LabelGridはCustom DistributionとAPIプランでSOBO(Send on Behalf Of)に対応しており、DSPと自社で交渉した契約で配信して、その分は100%を確保できます。FUGAとRevelatorの資料にも、各社の契約または顧客自身の契約による配信の記載がありますが、顧客自身の契約でどれだけ徴収するかはどちらも公表していません。各社へ直接ご確認ください。

LabelGridのAPIプランと料金はすべて料金ページに掲載しています。営業との打ち合わせは不要です。登録前に正確な費用、トラック上限、機能の詳細を確認できます。

いいえ。Revelatorのブロックチェーン型スマートコントラクト(USDC・USDTでの支払いに対応)は任意です。TipaltiやPayPalによる通常の決済も利用できます。多くのディストリビューターは従来型の決済手段を使っています。

はい。音楽カタログのデータは通常、配信プラットフォーム間で移行できます。難易度はカタログの規模や、システムがどれだけ深く連携しているかによります。セルフサービス利用とサンドボックスでのテストを提供するプラットフォームから始めれば、技術要件に合わないものを選んでしまうリスクを抑えられます。

はい。LabelGridの利用規約では「AI DSP」を独立したカテゴリーとして定義しています。コンテンツをAI学習、モデル開発、合成メディアの生成に使うプラットフォームのことです。AI DSPへの配信は初期設定でオフ、オプトイン式で、レーベル単位とリリース単位の両方で制御できます。新しいDSPへの自動配信を有効にしても、AIプラットフォームは対象外のままです。配信ライセンスがカバーするのは、選んだDSPへコンテンツを届けることだけです。それ以外はありません。

はい。LabelGridは、開示を必須としたうえでAI支援・AI生成の音楽を受け付けています。AIの関与は、トラック単位(音源)とリリース単位(アートワーク)で、AI不使用・AI支援・AI生成の3つから申告します。この情報はApple MusicのTransparency TagsやSpotifyのDDEX準拠ラベルを含め、すべてのDSPへ自動的に送られます。なりすまし、ディープフェイク、誤解を招くメタデータは認められません。 AIコンテンツに関する詳しいガイドを見る.

いずれも近代的な構成を備えた実在の選択肢ですが、カタログを預ける前に成熟度を確認してください。ToneGridは2026年4月にパブリックベータを開始したばかりで、顧客や詳細な料金を公表していません。Audicientは料金を公開していますが(月額$59〜$199に加えて初期費用$250)、運営チームや顧客の情報はなく、APIドキュメントの閲覧にはデモが必要です。3社の中でもっとも歴史があるのはLimbo Music(マドリード、2006年以来創業者が保有)で、APIドキュメントは公開されていますが、料金は公開しておらず、個別の商談ベースの見積もりになります。LabelGridは料金とAPIドキュメントを公開し、サンドボックスも備えているので、契約前にすべてを検証できます。