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マルチレーベル配信

マルチレーベル運営者・ディストリビューター向け配信プラットフォームの比較

ホワイトレーベル音楽配信とは、自社ブランドで運営するインフラです。ディストリビューターがお客様に代わってDSPへリリースを届け、クライアントが目にするのは自社の名前、ドメイン、ロゴだけで、提供元の名前が出ることはありません。2026年に自社プラットフォームを立ち上げるなら、LabelGridは料金とAPIドキュメントを全プランで一般公開しています。サンドボックスは全APIプランに含まれ、本番を使う前のテストは必須です。ホワイトリストに登録するIPアドレスをお知らせいただければ、APIへのアップグレード時に当社が有効化します。サンドボックスでの配信はシミュレーションのため、ストアには何も送信されません。ここで比較した他の提供元で料金とAPIドキュメントの両方を公開しているのは、ToneGridだけです。FUGA、SonoSuite、Audiosalad、Labelcamp、Evearaは成熟したホワイトレーベル基盤を提供していますが、いずれもまず営業を通すことになります。RevelatorはAPIドキュメントを公開していますが、認証情報の発行は担当者を通じて行われます。ONErpmは登録料も配信手数料も取らず、代わりに収益の一部を受け取る形です。エントリープランより上の条件は、LabelGrid自身のカスタム契約と同じく個別の交渉になります。

項目別の比較

各社はどこが違うか

プラットフォーム料金の公開セルフサービス利用一般公開APIドキュメントDolby AtmosWordPressプラグインAIからの保護
LabelGrid✓ 全プランをサイトに掲載Solo、Basic、Proはセルフサービス、Custom Distributionとホワイトレーベルは申請制✓ api.labelgrid.com✓ 追加費用なし✓ 公式プラグイン✓ オプトイン式のみ
Revelator非公開記載なし✓ ドキュメントあり$15/トラック + $0.50/配信(Apple Music)記載なし記載なし
SonoSuite✗ 要問い合わせ✗ 要問い合わせ記載あり、一般公開ドキュメントなし記載なし記載なし記載なし
FUGA✗ 要問い合わせ✗ 要問い合わせREST + XML、アクセスは担当者経由記載なし記載なし記載なし
ONErpm収益分配制、登録料・配信手数料なしエントリープランはセルフサービス記載なし✓ Apple, TIDAL, Amazon記載なし記載なし
Audiosalad✗ 要問い合わせ✗ 要問い合わせAPIの記載あり、一般公開ドキュメントなし✓ 対応記載なし記載なし
Labelcamp✗ 要問い合わせ✗ 要問い合わせリクエストに応じて提供✓ 対応記載なし記載なし
Eveara✗ 要問い合わせ✗ 要問い合わせ記載なし✓ 対応記載なし記載なし
競合各社の情報は2026年6月から10月にかけて確認しました。「記載なし」とは、そのプラットフォームが公開しているページにその項目の記載がないという意味で、機能がないという主張ではありません。各社へ直接ご確認ください。出典は各社の公式サイト、ヘルプセンター、DDEX会員ディレクトリ、Spotify Provider Directoryなどです。

グローバル

DSP対応

Spotify

Preferred Provider

DDEX 4.3.2

規格準拠の配信

独立系

ネットワーク会員

当社の推奨

LabelGrid:導入前にプラットフォームを確かめる

ホワイトレーベルの提供元を選ぶとき、プラットフォームの動きを見る前に営業との打ち合わせが必要になることがほとんどです。ここで比較した提供元のうち、LabelGridはAPI料金とAPIリファレンスをapi.labelgrid.comで公開しています。RevelatorとLimbo MusicはAPIドキュメントを公開しています。どちらについても、収集したページに料金の記載はありません。ToneGridは両方を公開しています。LabelGridの通常の配信プランはご自身で登録できます。Custom Distributionは営業を通す形で、契約期間は2年です。APIプランは導入時の審査と、署名済みのAdvanced Services Addendumを経て開始します。サンドボックスは全APIプランに含まれ、本番に移る前のテストは必須です。有効化はAPIへのアップグレード時に当社が行います。ホワイトリストに登録するIPアドレスをお知らせいただくだけで済みます。サンドボックスでの配信はシミュレーションのため、ストアには何も送信されません。FUGA、SonoSuite、Audiosalad、Labelcampは法人営業を通さないとアクセスできません。RevelatorはAPIドキュメントを公開していますが、収集したページに料金の記載はありません。ONErpmは登録料も配信手数料も取らず、代わりに収益の一部を受け取る形で、エントリープランより上の条件は個別の交渉になります。

自社ブランドのサービスを立ち上げるレーベルやアグリゲーターにとって、早く動き出せることの価値は小さくありません。LabelGridは全配信プランでDDEX ERN 3.8.2、4.3.0、4.3.1、4.3.2の配信に対応し、Dolby AtmosとHi-Res Audioは追加費用なしで含まれます。さらに公式のWordPressプラグインがあるため、クライアントのリリースページを自社サイト上に置けます。同等のものは、FUGA、Revelator、SonoSuite、ONErpm、Audiosalad、Labelcamp、Eveara、Limbo Musicについて収集したページのいずれにも記載がありません。料金とAPIドキュメントは一般公開で、サンドボックスも全APIプランに用意されるため、導入を決める前に連携の内容を見極められます。オーディオフォーマットは含まれているので、追加オプションを交渉する必要もありません。

プラットフォーム紹介

各プラットフォームの提供内容

Revelator

独自ドメインと19言語に対応したフル機能のホワイトレーベルSaaSです。収集したRevelatorのページには、Revelator Pro、API、ホワイトレーベルプラットフォームのいずれについても料金の記載がありません。同社の利用規約は、サイト上またはダッシュボード内の料金表を参照するよう案内しています。Dolby AtmosとHD Audioはどちらも提供されています。同社のヘルプセンターによると、Atmosはアップロードと保管が1トラックあたり$15、配信1回あたり$0.50で、対象はApple Musicのみです。HD Audioの料金は公開されていません。

LabelGridとの違い:Atmosは全配信プランに追加費用なしで含まれます。

SonoSuite

ターンキー型のホワイトレーベルプラットフォームです。YouTube Content IDを含む幅広いDSPに対応します。同社のマルチレーベル向けパッケージは、500ユーザーアカウントと5,000トラックから始まります。同社のページには配信APIの記載がありますが、リファレンスドキュメントと料金は公開されていません。

LabelGridとの違い:APIドキュメントを一般公開、料金も公開、カタログ規模やユーザー数の最低条件なし。

FUGA

エンタープライズ向けで、Downtown MusicおよびVirgin Music Groupの一員です。主要DSPすべてに対応します。APIアクセスとWebhookはクライアント契約が前提です。料金は公開されておらず、条件はFUGAの担当者を通じて提示されます。

LabelGridとの違い:独立系です。通常の配信プランはご自身で登録でき、全プランの料金を公開しています。

ONErpm

ONErpmは登録料も配信手数料も取らず、代わりに収益の一部を受け取る形です。エントリープランより上では、LabelGrid自身のカスタム契約と同じく、商条件は個別の交渉になります。同社のFAQにはダウンロードストア、YouTube、その他の動画の収益分配率が掲載されていますが、ストリーミングの料率は公開されていません。収集した同社のページにAPIの記載はありません。主要DSPすべてに対応します。

LabelGridとの違い:Custom DistributionとAPIプランは年額固定料金です。トラック単位の料金がかかるのは、Custom DistributionとCustom APIで含まれるトラック数を超えた分のみです。また、当社の標準DSP契約なら95%、自社で交渉した契約なら100%を確保できます。UGCとContent IDの収益は、当社の契約経由ならどのプランでも80%、自社の契約なら100%です。セルフサービスプラン(APIなし、再販なし)はSoloとBasicが85%、Proが90%です。APIは全APIプランで一般公開しています。

Audiosalad

2023年にSESAC Music Groupへ加わったB2Bプラットフォームです。RESTful APIを備えます。同社のFAQにはDDEX会員であると記載されています。

LabelGridとの違い:独立した資本構成。DDEX ERN 3.8.2、4.3.0、4.3.1、4.3.2の配信を全配信プランで提供。

Labelcamp

IDOL Tech Servicesが開発しており、同社はIDOLの子会社です。Dolby Atmosに対応します。双方向通信に対応したRESTful APIがあり、ドキュメントはリクエストに応じて提供されます。料金は公開されていません。

LabelGridとの違い:api.labelgrid.comに完全なAPIドキュメント。すべてのプランとAPIプランの料金はサイトに掲載。

Eveara

ホワイトレーベルに特化して作られています。主要DSPすべてに対応します。同社のページは、エンドツーエンドで完全に自動化されたホワイトレーベルソリューションで、単独のサイトとして運用できると説明しています。料金は見積もり制で、同社のAPIドキュメントのURLは当社からのアクセスを拒否したため、アクセス方式は確認できていません。

LabelGridとの違い:APIファーストで、ドキュメントとサンドボックスを一般公開。コードで完全に制御。

ToneGrid

もっとも新しい事業者のひとつで、2026年4月にパブリックベータ、8月から正式提供、運営はToneGrid Ltd、The InterSpace Groupのプロダクトです。クライアントごとに自社ブランドで使えるマルチテナントのダッシュボードと、法人向けの配信APIを提供し、DDEX ERN 4.3での配信と、ERN 3.8.2、4.2および4.3の取り込みに対応しています。資金調達は公表していませんが、正式提供の時点で24社を超える配信事業者、レーベル、音楽テック企業が稼働していたと同社は述べています。プラットフォームとAPIの料金は同社サイトで公開されています。

LabelGridとの違い:2017年から事業を続け、料金を公開し、APIドキュメントも一般公開。契約前に確かめられるインフラです。

Limbo Music

マドリード拠点で、2006年から創業者が保有しています。単一のプラットフォーム上に、「Music Blocks」と呼ぶモジュール式のパッケージを用意しています。料金は公開せず、個別の商談による見積もりです。ホワイトレーベルのプラットフォームをパートナー向けに提供しており、プラットフォーム利用料ではなく、ロイヤリティから手数料を受け取る形です。APIドキュメントはapi.limbomusic.comで公開され、同社サイトにはDDEX ERN 4.3と3.8.2の配信に対応すると記載されています。

LabelGridとの違い:すべてのプランとAPIプランの料金をサイトに掲載。カスタムプランは開始価格を公開。

Audicient

ホスティング型のホワイトレーベルプラットフォームです。ロゴ、ドメイン、カラーは同社の全プランに含まれ、REST APIもありますが、そのドキュメントを見るにはデモが必要です。公開されている料金は、1,000トラックのStarterが月額$59に初期費用$250、6,000トラックのIgniteが月額$199に同じ初期費用です。Armus Digitalの配信技術を基盤としています。運営チームや顧客の情報は公開されていません。

LabelGridとの違い:全APIプランでAPIドキュメントとサンドボックスを一般公開し、各プランの料金も公開。

含まれるもの

LabelGridで得られるもの

APIアクセス

REST API

APIプランでは、APIへのフルアクセス、一般公開ドキュメント、サンドボックス環境をご利用いただけます。LabelGridのバックエンドを使って、自社ブランドのプラットフォームを構築できます。

配信

主要DSPすべて

Spotify、Apple Music、Amazonをはじめとする主要なストリーミングプラットフォームすべてに、DDEX 3.8.2、4.3.0、4.3.1、4.3.2準拠のメタデータで配信します。

オーディオ

Dolby Atmos & Hi-Res

Dolby AtmosとHi-Res Audioの配信は全配信プランに含まれます。どちらもトラック単位の追加費用はかかりません。

WORDPRESS

公式プラグイン

公式のLabelGrid WordPressプラグインで、カタログ同期、スマートリンク、Spotifyのプリセーブキャンペーンに対応します。FUGA、Revelator、SonoSuite、ONErpm、Audiosalad、Labelcamp、Eveara、Limbo Musicについて収集したページのいずれにも、同等の記載はありません。

コンテンツ保護

AI時代のあなたの音楽

AI企業は音楽カタログへのアクセスを求めており、新しいAIプラットフォームも次々と現れています。当社は利用規約で正面から向き合っており、AI DSPを独立したオプトイン式のカテゴリーとして定義しています。

AIへの配信はオプトイン式で、初期設定ではオフです。AI DSPが利用できるようになった場合、どのリリースをどこへ送るかはお客様が選びます。新しいDSPへの自動配信を有効にしても、個別にオプトインしない限りAIプラットフォームは対象外のままです。

配信ライセンスがカバーするのは配信だけです。当社はお客様が選んだDSPへコンテンツを送ります。それ以外はしません。「あらゆる目的」といった広い文言はなく、音楽の使われ方にグレーゾーンもありません。

あなたの音楽。あなたの条件。決めるのはあなたです。

よくあるご質問

よくいただくご質問

もっとも始めやすいホワイトレーベルプラットフォームは?

LabelGridです。api.labelgrid.comのAPIドキュメントは一般公開で、すべてのプランとAPIプランの料金もサイトに掲載しているため、誰かと話す前に連携の内容を見極められます。プラン自体は、導入時の審査、KYC/KYB、署名済みのAdvanced Services Addendumを経て当社が開始します。FUGA、SonoSuite、Audiosalad、Labelcampは、技術を評価する前に営業へ案内します。Evearaのドキュメントページは当社のクローラーからのアクセスを拒否しました。

プラットフォームを決める前にAPIを試せますか?

APIドキュメントはapi.labelgrid.comで一般公開しているため、ご契約前でも連携の内容を確認できます。サンドボックスは全APIプランに含まれ、本番に移る前のテストは必須です。ホワイトリストに登録するIPアドレスをお知らせいただければ、APIへのアップグレード時に当社が有効化します。サンドボックスでの配信はシミュレーションのため、ストアには何も送信されません。FUGA、SonoSuite、Audiosalad、Labelcampでは、技術的なアクセスにクライアント契約または営業との商談が必要です。

もっとも多くのDSPに対応しているのは?

ここで比較した中では、SonoSuiteとRevelatorが、Spotify、Apple Music、Amazon Music、YouTube Music、Deezerを自社ページに明記しています。FUGAについて収集したページは、主要DSPへの配信に触れていますが、ストアの一覧は公開していません。LabelGridは世界中の主要な音楽配信サービスすべてに配信します。より大事なのは、お客様のクライアントが必要とするストアに対応しているかどうかです。

すべてのプラットフォームがダイレクトディール(SOBO)に対応していますか?

いいえ、すべてではありません。LabelGridはCustom DistributionとAPIプランでSOBO(Send on Behalf Of)に対応しており、DSPと自社で交渉した契約で配信して、その分は100%を確保できます。FUGAとRevelatorの資料にも、各社の契約または顧客自身の契約による配信の記載がありますが、収集したページには、顧客自身の契約でどれだけ徴収するかの記載がありません。各社へ直接ご確認ください。

LabelGridのAPI料金はいくらからですか?

LabelGridのAPIプランと料金はすべて料金ページに掲載しています。営業との打ち合わせは不要です。登録前に費用、トラック上限、機能の詳細を確認できます。カスタムプランは開始価格を掲載しており、トラック上限は契約ごとに設定します。

Revelatorのブロックチェーン決済は必須ですか?

収集したRevelatorのページに、必須であるという記載はありません。支払い経路は2つ挙げられています。USDCで支払うRevelator Walletと、Tipalti、PayPal、Bambooを通じた支払いです。どちらが自社の契約に適用されるかは、Revelatorへ直接ご確認ください。

ホワイトレーベルのプラットフォームを乗り換えられますか?

はい。音楽カタログのデータは通常、配信プラットフォーム間で移行できます。難易度はカタログの規模や、システムがどれだけ深く連携しているかによります。セルフサービス利用とサンドボックスでのテストを提供するプラットフォームから始めれば、技術要件に合わないものを選んでしまうリスクを抑えられます。

LabelGridは私のコンテンツをAI学習から守ってくれますか?

はい。LabelGridの利用規約では「AI DSP」を独立したカテゴリーとして定義しています。コンテンツをAI学習、モデル開発、合成メディアの生成に使うプラットフォームのことです。AI DSPへの配信は初期設定でオフ、オプトイン式で、レーベル単位とリリース単位の両方で制御できます。新しいDSPへの自動配信を有効にしても、AIプラットフォームは対象外のままです。配信ライセンスがカバーするのは、選んだDSPへコンテンツを届けることだけです。それ以外はありません。

LabelGridでAI生成の音楽を配信できますか?

はい。LabelGridは、開示を必須としたうえでAI支援・AI生成の音楽を受け付けています。AIの関与は、アートワーク(リリース単位)、音源と作曲(トラック単位)の3つの項目で申告します。いずれも同じ4段階(AI不使用・軽微なAI支援・一部がAI生成・全面的にAI生成)から選びます。この情報はApple MusicのTransparency TagsやSpotifyのDDEX準拠ラベルを含め、すべてのDSPへ自動的に送られます。全面的にAI生成と申告したトラックは、YouTube Content ID、YouTube Music、Meta、TikTok、SoundCloud Monetizationには配信されません。ほかのプラットフォームはそれぞれ独自の方針を定めており、AI生成の素材を含むトラックを受け付けない場合があります。なりすまし、ディープフェイク、誤解を招くメタデータは認められません。 AIコンテンツに関する詳しいガイドを見る.

ToneGrid、Limbo Music、Audicientといった新しいサービスはどうですか?

いずれも近代的な構成を備えた実在の選択肢ですが、カタログを預ける前に成熟度を確認してください。ToneGridは2026年4月にパブリックベータを開始し、2026年8月から正式提供されています。プラットフォームとAPIの料金を公開しています。正式提供の時点で24社を超える配信事業者、レーベル、音楽テック企業が稼働していたと同社は述べています。Audicientは料金を公開していますが(Starterが月額$59、Igniteが月額$199、いずれも初期費用$250が別途)、運営チームや顧客の情報はなく、APIドキュメントの閲覧にはデモが必要です。3社の中でもっとも歴史があるのはLimbo Music(マドリード、2006年以来創業者が保有)で、APIドキュメントは公開されていますが、料金は公開しておらず、個別の商談ベースの見積もりになります。LabelGridは料金とAPIドキュメントを公開しているので、契約前に条件と連携の内容を確認できます。サンドボックスは全APIプランに含まれ、本番に移る前のテストは必須です。ホワイトリストに登録するIPアドレスをお知らせいただければ、APIへのアップグレード時に当社が有効化します。サンドボックスでの配信はシミュレーションのため、ストアには何も送信されません。