ホワイトレーベル配信

おすすめのホワイトレーベル音楽配信プラットフォーム

ホワイトレーベルの音楽配信とは、自社ブランドのまま運用できる配信インフラのことです。ディストリビューターが代わりに各DSPへリリースを届け、お客様には自社の社名・ドメイン・ロゴだけが見え、提供元の名前は表に出ません。2026年に自社プラットフォームを立ち上げるなら、もっとも始めやすいのがLabelGridです。料金を公開し、APIドキュメントも一般公開、サンドボックスとセルフサービス登録まで揃っています。FUGA、Revelator、SonoSuite、Audiosalad、Labelcamp、Eveara、ONErpmも成熟したホワイトレーベル基盤を備えていますが、まずは法人営業を通す必要があります。

項目別の比較

主要プラットフォームの比較

プラットフォーム 料金の公開 セルフサービス利用 APIドキュメント公開 Dolby Atmos WordPressプラグイン AI対策
LabelGrid 全プランをサイトに掲載 今すぐ登録可能 api.labelgrid.com 追加料金なし 公式プラグイン オプトイン式
Revelator 月額$249〜 デモが必要 公開あり 1曲$15+手数料
SonoSuite 営業に問い合わせ 営業に問い合わせ 限定的
FUGA 営業に問い合わせ 営業に問い合わせ REST+XML 対応
ONErpm 営業に問い合わせ 審査制 法人プランのみ 対応
Audiosalad 営業に問い合わせ 営業に問い合わせ RESTful API 対応
Labelcamp 営業に問い合わせ 営業に問い合わせ リクエスト制 2021年〜
Eveara 営業に問い合わせ 営業に問い合わせ 提供あり 対応
競合情報は2026年3月時点で確認、比較は2026年6月に更新しました。ダッシュ(—)はその項目を公開していないことを示します。詳細は各社へ直接ご確認ください。情報源は各社の公式サイト、ヘルプセンター、DDEXメンバーディレクトリ、Spotify Provider Directoryです。

グローバル

DSPカバレッジ

Spotify

Preferred Provider

DDEX 4.3.2

準拠配信

独立系

ネットワーク加盟

おすすめ

LabelGrid:もっとも始めやすい入口

ホワイトレーベルの提供元を選ぶとき、たいていはプラットフォームの中身を見る前に営業との打ち合わせが入ります。ここで比較した中で、技術を先に検証できるのはLabelGridだけです。API料金は公開され、ドキュメントはapi.labelgrid.comで誰でも読め、サンドボックスは契約後ではなく導入の段階から使えます。FUGA、SonoSuite、Audiosalad、Labelcampは法人営業を通さないと利用できず、RevelatorとONErpmは料金提示の前にデモを挟みます。

自社ブランドのサービスを立ち上げるレーベルやアグリゲーターにとって、この先行スタートは大きな差になります。LabelGridはDDEX ERN 3.8.2から4.3.2までの配信、Dolby Atmos、ハイレゾ音源を追加料金なしで提供し、この比較で唯一の公式WordPressプラグインも用意しています。お客様のリリースページを自社サイト上で公開できます。一方Revelatorでは、Dolby Atmosが1曲のアップロードあたり$15、配信ごとに$0.50かかります。セルフサービスと標準搭載の音源フォーマットがあるからこそ、法人調達のプロセスを待たずにすぐ公開できます。

各社のプロフィール

各プラットフォームの特徴

Revelator

独自ドメインと19言語に対応したフル機能のホワイトレーベルSaaS。月額$249から。Dolby Atmosは1曲のアップロードあたり$15、配信ごとに$0.50が別途かかります。検証にはデモが必要です。

LabelGridとの違い:Atmosが全プランで追加料金なし。

SonoSuite

Silver、Gold、Platinumの3階層を備えたターンキー型プラットフォーム。YouTube Content IDに対応し、幅広いDSPへ配信します。最低500ユーザーアカウントが条件で、料金もAPIドキュメントも非公開です。

LabelGridとの違い:APIドキュメントと料金を公開、最低契約数なし。

FUGA

現在はUMG/Virgin Music Group傘下のエンタープライズ向け基盤。幅広いDSPに配信し、SpotifyのPlatinum階層を取得。ドキュメントはすべて契約後に開示され、料金は個別のエンタープライズ見積もりのみです。

LabelGridとの違い:独立系運営。セルフサービス登録と透明な料金。

ONErpm

15〜30%のコミッションを取る審査制モデル。YouTube Content IDでは権利者に70%を支払います。APIやエンタープライズ機能は上位プラン限定。主要なDSPに配信します。

LabelGridとの違い:年額固定料金で、再生ごとのコミッションなし。APIは一般公開。

Audiosalad

SESAC/Blackstone傘下のB2Bプラットフォームで、今後の資本構成は不透明です。RESTful APIを備え、YouTube認定も取得。DDEX加盟をうたっていますが、現在のディレクトリには掲載されていません。

LabelGridとの違い:独立系運営で、DDEX ERN 3.8.2〜4.3.2準拠を確認済み。

Labelcamp

IDOL傘下で、DDEXのフルメンバーとして登録済み。2021年からDolby Atmosに対応しています。双方向通信のRESTful APIを備えますが、ドキュメントは営業を通さないと開示されず、料金も非公開です。

LabelGridとの違い:api.labelgrid.comで完全なAPIドキュメントを公開。料金もすべてサイト掲載。

Eveara

ホワイトレーベルを軸に設計されたサービス。世界80以上のパートナーと提携し、幅広いDSPへ配信します。ターンキー型で開発チームは不要。Spotify Preferred Providerです。料金とAPIドキュメントは非公開です。

LabelGridとの違い:API中心で、ドキュメントとサンドボックスを公開。コードで細かく制御できます。

ToneGrid

もっとも新しいサービスの一つ。InterSpace Distributionが運営し、2026年4月からパブリックベータを公開しています。マルチテナント型のブランドダッシュボード、エンタープライズ向け配信API、DDEX ERN 4.3生成への対応をうたっています。ただし顧客や資金調達、詳細な料金はまだ公表されていません。

LabelGridとの違い:9年の実運用実績、公開された料金、一般公開のAPIドキュメント。契約前に中身を確かめられるインフラです。

Limbo Music

マドリードを拠点に、2005年から自己資金で運営。モジュール式の「Music Blocks」構成をSaaSとして提供し、コミッションなしで月額€149から、エンタープライズ向けは月額€799までです。ホワイトレーベルのWebアプリが付属しますが、APIドキュメントは非公開。DDEXパイプラインはERN 3.8.2で動作します。

LabelGridとの違い:APIドキュメントとサンドボックスを公開し、DDEX ERN 3.8.2から4.3.2まで配信できます。

Audicient

ホスティング型のホワイトレーベルプラットフォーム。自社のロゴ・ドメイン・カラーが全プランに含まれ、ドキュメント付きのREST APIも備えますが、APIの閲覧にはデモが必要です。料金は公開されており、1,000トラックで月額$59+初期費用$250から(6,000トラックは月額$199)。Armus Digitalの配信技術を基盤としていますが、運営チームや顧客の情報は公表されていません。

LabelGridとの違い:全APIプランでドキュメントとサンドボックスを公開し、各プランの料金もすべて掲載しています。

含まれるもの

LabelGridで使える機能

APIアクセス

REST API

一般公開のドキュメントとサンドボックス環境を備えたフルAPIアクセス。LabelGridのバックエンドを使って、自社ブランドのプラットフォームを構築できます。

配信

主要な音楽配信サービスすべて

DDEX 3.8.2および4.3.2準拠のメタデータで、Spotify、Apple Music、Amazon をはじめ主要なストリーミングサービスすべてに配信できます。

音源

Dolby Atmos&ハイレゾ

Dolby Atmosとハイレゾ音源の配信が全プランに標準で含まれます。1曲ごとの料金や追加料金は一切ありません。

WORDPRESS

公式プラグイン

公式のLabelGrid WordPressプラグインで、カタログ同期、スマートリンク、Spotifyのプリセーブ施策を実現。これを提供しているのは他にありません。

コンテンツ保護

AI時代におけるあなたの音楽

AI企業は音楽カタログへのアクセスを求めています。大手レーベルはすでにライセンス契約を結び始め、新しいAIプラットフォームも次々と登場しています。LabelGridは多くのディストリビューターがこの問題を意識する前から、利用規約で正面から対応してきました。

AIへの配信はオプトイン式で、初期設定ではオフです。AI系のDSPが利用可能になった場合、どのリリースをどこへ届けるかはお客様が選びます。新しいDSPへの自動配信を有効にしても、別途オプトインしない限りAIプラットフォームは対象外のままです。

配信ライセンスがカバーするのは配信のみです。選んだDSPへコンテンツをお届けすること、それ以上はありません。「あらゆる目的に利用可」といった曖昧な文言も、音楽の使われ方をめぐるグレーゾーンもありません。

あなたの音楽。あなたの条件。あなたの判断で。

よくある質問

よくある質問

LabelGridです。登録してapi.labelgrid.comの一般公開APIドキュメントを読み、営業デモを予約せずに連携を始められます。多くのプラットフォームは、技術を検証する前に営業への連絡、デモの依頼、個別料金の交渉が必要です。

LabelGridのAPIプランには導入時のサンドボックス利用が含まれるため、本番に移る前にステージング環境で連携をテストできます。多くの競合は、技術的なアクセスを得る前に契約の締結を求めます。

ここで比較した中では、FUGAがもっとも広い配信網を公表しており、SonoSuiteとRevelatorがそれに続きます。いずれも収益の大半を生む主要なストリーミングサービス、Spotify、Apple Music、Amazon Music、YouTube Music、Deezerをカバーしています。LabelGridは世界中の主要な音楽配信サービスすべてに配信します。より大事なのは、お客様のクライアントが必要とするストアに対応しているかどうかです。

いいえ、すべてではありません。LabelGrid、FUGA、RevelatorがSOBO(Send on Behalf Of)に対応しており、DSPと自社で交渉した契約を使って配信し、ロイヤリティを全額確保できます。ダイレクトディールの対応可否は各社へ直接ご確認ください。

LabelGridのAPIプランと料金はすべて料金ページに掲載しています。営業との打ち合わせは不要です。登録前に正確な費用、トラック上限、機能の詳細を確認できます。

いいえ。Revelatorのブロックチェーン型スマートコントラクト(USDC・USDTでの支払いに対応)は任意です。TipaltiやPayPalによる通常の決済も利用できます。多くのディストリビューターは従来型の決済手段を使っています。

はい。音楽カタログのデータは通常、配信プラットフォーム間で移行できます。難易度はカタログの規模や、システムがどれだけ深く連携しているかによります。セルフサービス利用とサンドボックスでのテストを提供するプラットフォームから始めれば、技術要件に合わないものを選んでしまうリスクを抑えられます。

はい。LabelGridの利用規約では「AI DSP」を独立したカテゴリーとして定義しています。コンテンツをAI学習、モデル開発、合成メディアの生成に使うプラットフォームのことです。AI DSPへの配信は初期設定でオフ、オプトイン式で、レーベル単位とリリース単位の両方で制御できます。新しいDSPへの自動配信を有効にしても、AIプラットフォームは対象外のままです。配信ライセンスがカバーするのは、選んだDSPへコンテンツを届けることだけです。それ以外はありません。

はい。LabelGridは、開示を必須としたうえでAI支援・AI生成の音楽を受け付けています。AIの関与は、トラック単位(音源)とリリース単位(アートワーク)で、AI不使用・AI支援・AI生成の3つから申告します。この情報はApple MusicのTransparency TagsやSpotifyのDDEX準拠ラベルを含め、すべてのDSPへ自動的に送られます。なりすまし、ディープフェイク、誤解を招くメタデータは認められません。AIコンテンツに関する詳しいガイドはこちら

いずれも近代的な構成を備えた実在の選択肢ですが、カタログを預ける前に成熟度を確認してください。ToneGridは2026年4月にパブリックベータを開始したばかりで、顧客や詳細な料金を公表していません。Audicientは料金を公開していますが(月額$59〜$199に加えて初期費用$250)、運営チームや顧客の情報はなく、APIドキュメントの閲覧にはデモが必要です。3社の中でもっとも歴史があるのはLimbo Music(2005年創業、自己資金)で、モジュール式の料金は月額€149からですが、DDEXパイプラインはERN 3.8.2で動作し、APIドキュメントは非公開です。LabelGridは料金とAPIドキュメントを公開し、サンドボックスも備えているので、契約前にすべてを検証できます。