レーベル・ディストリビューター向けWiseband代替サービス

フリーミアムの配信ツールやプロモーション機能だけではレーベル運営をまかないきれなくなったとき、レーベルはWisebandからLabelGridへ移行しています。LabelGridは、本格的なREST API、マルチレーベル管理、ロイヤリティ計算、そして主要な音楽配信サービスすべてへのDDEX準拠の配信を備えています。さらにSpotify Preferred Providerステータスと Merlin Network メンバーシップも持っています。Wisebandは、プロモーション機能つきの手頃な配信を求めるヨーロッパのアーティストに向いています。LabelGridは、その背後で動くレーベルのために作られています。

機能を並べて比較

両者の比較

機能 LabelGrid Wiseband
REST APIアクセス api.labelgrid.com に公開ドキュメントあり APIなし
Spotify Preferred Provider 対応 Preferred
ホワイトレーベル配信 API経由のフルホワイトレーベルプラットフォーム 提供なし
マルチレーベル管理 専用ダッシュボードつきのサブレーベル無制限 基本的なグループ管理(Teamプラン)
ロイヤリティ計算エンジン 自由に設定できる分配、アーティストごとの明細、経費管理 基本的なロイヤリティ分配(Teamプラン以上)
YouTube Content ID 込み(収益の80%をお渡し) Partnerプランのみ(個別見積もり)
Dolby Atmos 全プランに含む 提供なし
DDEXインポート DDEX 3.4〜4.3で取り込み 提供なし
AIコンテンツ保護 AI DSPへの配信はオプトイン式、初期設定はオフ AIに関する規定なし
競合情報の最終確認: 2026年3月。機能や料金は変更されている場合があります。判断の前に各プラットフォームの最新の公式サイトでご確認ください。

レーベルが移行する理由

レーベルがWisebandを卒業する理由

Wisebandは、ヨーロッパ市場のインディーアーティストにとって手堅い出発点です。無料プランで始められ、200を超えるDSPが幅広いカバレッジを提供します。しかし本格的に運営するレーベルになると、見過ごせない制約に突き当たります。

サブスクリプションと手数料の二重払いが発生します。WisebandのArtistプランとTeamプランは、年額料金(29〜329ドル)に加えて、すべてのロイヤリティに9%の手数料がかかります。サブスクリプションと手数料が重なる、二重のコストです。LabelGridのCustomプランとAPIプランは、直接取引のロイヤリティに対して年額固定のサブスクリプション制を採用しています。

APIもホワイトレーベル機能もありません。自動化されたワークフロー、独自プラットフォーム、ホワイトレーベル配信を構築したいレーベルは、Wisebandと連携できません。プログラムからのアクセスも、サンドボックス環境も、開発者向けドキュメントもないからです。LabelGridのREST APIなら、すべてを自動化できます。

YouTube Content IDは最上位プランが必要です。WisebandはYouTube OACを、個別見積もりのPartnerプラン契約者だけに限定しています。LabelGridは、YouTube Content IDをすべての配信プランに含め、80/20の分配で提供します。

下位プランにはリリース数の上限があります。無料プランとArtistプランは、リリースを年間アルバム2作またはシングル10作に制限しています。活発なカタログを持つレーベルにとって、この制限はボトルネックになります。LabelGridのサブスクリプションはリリース無制限です。

Spotify Preferred Providerではありません。WisebandはSpotifyのプロバイダー一覧には載っていますが、Preferredステータスは持っていません。LabelGridは認定されたSpotify Preferred Providerであり、より高い品質とコンプライアンスの基準を満たしています。

私たちのおすすめ

それぞれのサービスが向いている人

フランスやヨーロッパ市場を主なターゲットにするインディーアーティストや小規模プロジェクトなら、Wisebandがうまく機能します。無料プランは配信を試す出発点として手頃で、プロモーション機能(Spotify広告、YouTubeキャンペーン、マーチャンダイジング)は、自分でマーケティングを手がけるアーティストにとって価値があります。レーベルや配信事業を運営しているなら、LabelGridをお選びください。Wisebandにはない基盤が必要になるはずです。自動化とホワイトレーベル配信のための本格的なREST API、本当のサブレーベル構造を持つマルチレーベル管理、カタログ移行のためのDDEXインポート、ロイヤリティ計算エンジン一式、全プランに含まれるYouTube Content ID、そしてDolby Atmos配信。すべての機能が初日から含まれた、年額固定の料金です。両方のサービスを検討しているレーベルにとって、最大の違いは、それぞれが誰のために作られたかという点にあります。Wisebandは、Spotify広告キャンペーンやYouTubeマーケティングといったプロモーション機能で、フランスのインディーアーティスト市場に注力しています。自分でPRを手がけるアーティストには便利です。しかしレーベルは、配信代行業者にSpotify広告を任せたいわけではありません。レーベルに必要なのは、会計、APIアクセス、サブレーベル管理、そしてカタログ移行ツールです。LabelGridはそうした基盤の構築に専念しているので、アーティストの自己プロモーションではなく、プロフェッショナルなワークフローのために設計されたプラットフォームの上で、レーベル運営を築けます。

LabelGridを試してみませんか

実際のコスト

Wisebandのコスト内訳

Wisebandはサブスクリプション料金とロイヤリティへの手数料の両方を請求します。

機能 Wisebandのコスト LabelGrid
Artistプラン 年額29ドル + 手数料9% 年額固定料金
Teamプラン(複数アーティスト) 年額49〜329ドル + 手数料9% 年額固定料金
YouTube Content ID Partnerプランのみ(個別見積もり) 80/20分配で含む
Dolby Atmos 利用不可 含む
APIアクセス 利用不可 フルREST API
マルチレーベル管理 制限あり レーベル無制限
収益3万ドルでのTeamプラン 年額329ドル + 2,700ドル(9%) 年額固定のサブスクリプション

wiseband.com で公開されている料金にもとづきます。

コンテンツ保護

AI時代のあなたの音楽

AI企業は音楽カタログへのアクセスを求めています。大手レーベルはすでにライセンス契約を結びはじめ、新しいAIプラットフォームも次々と登場しています。LabelGridは、多くの配信業者がこの問題を考えはじめる前に、利用規約のなかで正面から対応しました。

AIへの配信はオプトイン式で、初期設定はオフです。AI DSPが利用可能になった場合、どのリリースをどこへ届けるかはお客様が選びます。新しいDSPへの自動配信を有効にしても、AIプラットフォームは別途オプトインしないかぎり除外されたままです。

配信ライセンスがカバーするのは配信だけです。LabelGridは、お客様が選んだDSPへコンテンツを届けます。それ以上のことはしません。「あらゆる目的」といった曖昧な文言も、音楽の使われ方についてのグレーゾーンもありません。

あなたの音楽。あなたの条件。あなたの管理のもとに。

グローバル

世界中のDSP

DDEX 4.3.2

準拠した配信

Spotify

Preferred Provider

LabelGridで使える機能

会計

ロイヤリティ計算エンジン一式

自由に設定できる分配、アーティストごとの明細、経費管理、そして透明性の高いレポート。Wisebandが提供するのはTeamプランでの基本的なロイヤリティ分配です。LabelGridは、プロフェッショナルなレーベルのための完全な会計エンジンを提供します。

自動化

REST APIとサンドボックス

本格的なREST APIでワークフローを自動化できます。配信を自社ツールに組み込んだり、ホワイトレーベルのプラットフォームを構築したりできます。公開ドキュメントは api.labelgrid.com にあり、テスト用のサンドボックス環境も用意しています。WisebandはAPIアクセスを提供していません。

空間オーディオ

Dolby Atmos標準対応

Apple Music、Amazon Music、TIDALへのDolby Atmos配信を、全プランで追加料金なしに提供します。WisebandはDolby Atmos配信を提供していません。

レーベル管理

マルチレーベルダッシュボード

1つのアカウントから無制限のサブレーベルを管理でき、すべてのリリースに独自のブランディングを設定できます。アーティストごとの明細とロイヤリティダッシュボードで、所属アーティスト全員を一括で把握できます。カタログ同期とスマートリンクのためのWordPressプラグインも用意しています。

実際のコスト

サブスクリプション+手数料か、サブスクリプションのみか

Wisebandの有料プランは、サブスクリプション料金とすべてのロイヤリティへの9%手数料の両方を請求します。この手数料は収益が伸びるほど膨らみます。成功すればするほど、Wisebandへの支払いが増えていきます。

収益が高くなるほど、LabelGridのCustomプランはコスト面で大きく有利になります。しかも、Wisebandがどの料金でも提供していないAPIアクセス、マルチレーベル管理、ロイヤリティ計算一式が含まれています。

よくあるご質問

よくあるご質問

LabelGridはDDEXによるカタログのインポートに対応しています。移行についてはサポートチームがお手伝いします。

料金は必要な内容によって変わります。Wisebandはリリースごとに課金しますが、LabelGridはリリースごとの追加料金がない年額固定料金です。

はい。LabelGridは世界中の主要な音楽配信サービスすべてに配信します。

はい、全プランに含まれています。

はい。LabelGridは複数アーティスト・複数レーベルの運営のために作られています。1つのアカウントで複数のレーベルとその所属アーティスト全員を管理でき、レーベルごとのカタログ管理、ロイヤリティ計算、アーティスト明細にも対応します。各プランに含まれるレーベル数は料金プランのページをご覧ください。

本格的なREST API、ホワイトレーベル機能、アーティスト明細つきのロイヤリティ計算、そしてMerlin Networkへの対応です。

はい。LabelGridの利用規約は「AI DSP」を独立したカテゴリーとして定義しています。これは、コンテンツをAIの学習、モデル開発、合成メディアの生成に使うあらゆるプラットフォームを指します。AI DSPへの配信は初期設定でオフ、オプトイン式のみで、レーベル単位とリリース単位の両方で管理できます。新しいDSPへの自動配信を有効にしても、AIプラットフォームは除外されたままです。配信ライセンスがカバーするのは、お客様が選んだDSPへコンテンツを届けることだけです。それ以外には及びません。

はい。LabelGridは、必須の開示を条件にAIアシストおよびAI生成の音楽を受け付けています。AIの関与は、トラックごと(音源)とリリースごと(アートワーク)に、AI不使用・AIアシスト・AI生成の3つの選択肢から申告します。この情報はApple MusicのTransparency TagsやSpotifyのDDEXベースの表示を含め、すべてのDSPへ自動的に送られます。なりすまし、ディープフェイク、誤解を招くメタデータは認められません。AIコンテンツに関する詳しいガイドはこちら

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