レーベル・ディストリビューター向けAWAL代替サービス

レーベルやディストリビューターは、審査制で招待が必要なアーティスト専門サービスではなく、オープンなインフラを求めるときにAWALではなくLabelGridを選びます。フル機能のREST API、ホワイトレーベル配信、そしてセルフサービスでの登録です。AWALはプレミアムなアーティストサービス企業で、現在はSony Musicの傘下にあり、厳選された審査と手厚いアーティスト育成で知られています。すでに一定の実績があり、マーケティングやエディトリアルの支援を直接受けたい確立したアーティストには向いています。一方LabelGridは、インフラを必要とするレーベルやディストリビューターのために作られています。フル機能のREST API、マルチレーベル管理、ロイヤリティ計算、そして主要な音楽配信サービスすべてへのDDEX準拠の配信を、審査やレベニューシェアなしで提供します。ここが両者の決定的な違いです。

機能比較

両者の比較

機能 LabelGrid AWAL
料金モデル 年額サブスクリプション
全機能込み
レベニューシェア
全収益の15%
手数料 年額固定料金(Custom/API)/5〜15%(標準) 全収益に15%
REST APIアクセス api.labelgrid.comに公開ドキュメント 公開APIなし
ホワイトレーベル配信 APIベース(APIプラン) 提供なし
WordPressプラグイン スマートリンク、事前保存、カタログ同期 提供なし
DDEXインポート DDEX 3.4〜4.3で取り込み 提供なし
Spotify Preferred Provider 対応 記載なし
配信先 主要な音楽配信サービスすべて 主要な配信サービス
利用しやすさ 誰でも登録可能 審査制:申請が必要
運営形態 独立系 Sony Music(2022年に買収)
YouTube Content ID 80/20の分配、込み 込み(手数料15%)
AIコンテンツ保護 AI向け配信はオプトイン制、初期設定は無効 AIに関する規定なし
AI生成楽曲 トラック単位・リリース単位での開示を必須として受け入れ AIに関する公開ポリシーなし
競合の料金比較データは2026年6月時点で確認したものです。公開情報に基づきます。AWALの条件は個別の契約により異なる場合があります。

レーベルが乗り換える理由

レーベルがAWALを卒業する理由

AWALは、質の高いロスター、エディトリアルとの関係、手厚いアーティスト育成によって、プレミアムなインディー配信の選択肢として評価を築いてきました。しかし2022年にSony MusicがAWALを買収して以降、配信先を検討するレーベルにとって状況は変わりました。

15%のレベニューシェアは積み重なります。AWALはストリーミング、ダウンロード、シンク、そのすべての収益から15%を取ります。多額のロイヤリティを扱うレーベルにとって、この手数料は大きなコストになります。LabelGridのCustomプランとAPIプランなら、レベニューシェアのない年額固定料金で利用でき、直接取引なら100%が手元に残ります。

APIもホワイトレーベル機能もありません。AWALは直接サービス型のプラットフォームとして設計されており、公開APIもサンドボックスもなく、配信を自社システムに組み込む手段がありません(対照的にLabelGridは開発者向けハブを公開しています)。独自のワークフローやホワイトレーベルのプラットフォームを構築するレーベルには、AWALが提供しないプログラム連携が必要です。

門戸の狭さが不確実さを生みます。AWALは審査が厳しいことで有名で、申請者の多くは断られます。信頼して任せられる配信パートナーを必要とするレーベルにとって、申請型のモデルはリスクになります。LabelGridは誰でも登録でき、レーベルでもアーティストでも承認プロセスなしで利用できます。

独立性はもう保証されません。Sony Musicの傘下となったAWALは、メジャーレーベルの利害のなかで運営されています。真の独立性を重視するレーベル、つまり利害が対立しうる親会社を持たないことを大切にするレーベルは、Sony傘下の企業を通じて配信することの意味を考えるべきです。

おすすめの選び方

どちらがどんな方に向いているか

すでに十分なストリーミング実績(月間リスナー1万人以上)を持つ確立したアーティストで、マーケティングやエディトリアルの支援を直接受けたい方、フルサービスの管理と引き換えに15%のレベニューシェアを受け入れられる方、そして審査制の選考を通過できる方には、AWALは有力な選択肢です。

レーベルや配信事業を運営しているなら、LabelGridをお選びください。AWALにはないインフラ、すなわち自動化とホワイトレーベル配信のためのフル機能REST API、本格的なサブレーベル構造を備えたマルチレーベル管理、カタログ移行のためのDDEXインポート、設定可能な分配とアーティストごとの明細を備えたロイヤリティ計算、そしてレーベルサイト用のWordPressプラグインが手に入ります。LabelGridの料金は明朗です。CustomプランとAPIプランはレベニューシェアのない年額サブスクリプションで、レーベルでもアーティストでも誰でも登録できます。

LabelGridを試してみませんか

本当のコスト

AWALのレベニューシェアの内訳

AWALは収益の一定割合を取り、使うサービスが増えるほど取り分も大きくなります。年間収益5万ドルの場合にかかるコストは次のとおりです。

収益シナリオ AWALのコスト LabelGrid
Coreティア(5万ドルに15%) 年7,500ドル 年額固定料金
AWAL+ティア(5万ドルに約30%) 年15,000ドル 年額固定料金
Dolby Atmos配信 記載なし 込み
APIアクセス 提供なし フル機能REST API
申請の要否 必要:審査制 セルフサービスで登録
マルチレーベル管理 提供なし レーベル数無制限
収益5万ドルでのCoreティア 年7,500ドル(15%) 定額の年額サブスクリプション

公開情報に基づきます。AWALはSony Music Entertainmentの傘下です。利用の承認は保証されません。

コンテンツ保護

AI時代にあなたのカタログを守る

AIプラットフォームは音楽カタログへのアクセスを求めています。レーベルは、自分たちのコンテンツがどう扱われるのかを正確に把握する必要があります。当社は利用規約のなかにAI保護に関する具体的な条項を盛り込みました。明確な定義、配信のコントロール、そして配信のみを対象とする配信ライセンスです。

AI向け配信は、レーベル単位とリリース単位の両方でオプトイン制です。初期設定では無効になっています。自動オプトインの対象からも除外されます。あなたが明示的に選ばない限り、カタログ全体はリリースごとに保護されたままです。

配信ライセンスが対象とするのは配信のみです。当社はあなたが選んだDSPへコンテンツを届けます。AIの学習やその他の用途を含むと解釈されうるような、あいまいな文言は一切ありません。

所属アーティストは、自分の作品が最初から守られていることを信頼できます。

世界中

世界の音楽配信サービス

DDEX 4.3.2

準拠した配信

Spotify

Preferred Provider

LabelGridで手に入るもの

会計

本格的なロイヤリティエンジン

設定可能な分配、アーティストごとの明細、経費の管理、そして透明性の高いレポート。AWALの財務ツールは公開されていませんが、LabelGridはプロのレーベルのために完全な会計エンジンを提供します。

自動化

REST APIとサンドボックス

フル機能のREST APIでワークフローを自動化できます。配信を自社のツールに組み込んだり、ホワイトレーベルのプラットフォームを構築したりできます。api.labelgrid.comに公開ドキュメントがあり、テスト用のサンドボックス環境も利用できます。AWALはAPIアクセスを提供していません。

空間オーディオ

Dolby Atmos込み

Apple Music、Amazon Music、TIDALへのDolby Atmos配信を、全プランで追加料金なしに利用できます。AWALはDolby Atmos配信について公開情報を出していません。

レーベル管理

マルチレーベルダッシュボード

ひとつのアカウントから無制限のサブレーベルを管理し、すべてのリリースに独自のブランディングを設定できます。ロスター全体のアーティストごとの明細とロイヤリティダッシュボードも備えています。カタログ同期とスマートリンクに対応したWordPressプラグインも利用できます。

独立性は重要です

独立系か、企業傘下か

2022年にSony Musicが4億3,000万ドルでAWALを買収して以降、AWALはメジャーレーベルの企業組織のなかで運営されています。つまり、あなたの配信、データ、カタログに関する判断には、最終的にメジャーレーベルの利害が絡んでくるということです。

LabelGridは独立して運営されており、メジャーレーベルの親会社も、利害の対立する企業投資家もいません。配信パートナーの動機はあなたの成功と完全に一致しており、親会社の広範なカタログ戦略に左右されることはありません。

よくある質問

よくあるご質問

LabelGridのダッシュボードからリリースをアップロードしてください。カタログがDDEX形式なら、そのまま直接インポートできます。ISRCは自動的に引き継がれ、既存のコードはそのまま楽曲に残ります。大規模なカタログ移行はサポートチームがお手伝いします。

AWALは初期費用なしで全収益の15%を取ります。LabelGridは年額サブスクリプション制で、プランによって手数料が低く、あるいはかからなくなります。まとまった収益のあるレーベルにとっては、LabelGridのサブスクリプション型のほうがコスト面で有利になるのが一般的です。現在のプランの詳細は料金ページをご覧ください。

LabelGridは、ストリーミング、ダウンロード、SNS、楽曲認識まで、主要な音楽配信サービスすべてに届けます。配信先の数を最大化するよりも、質の高いDSPとの検証済みの直接連携を重視しています。

はい。LabelGridは誰でも登録できます。AWALとは違い、申請プロセスも、最低リスナー数の条件も、選別もありません。レーベルでもアーティストでも、app.labelgrid.comから登録できます。

LabelGridは配信とレーベルインフラのプラットフォームであり、アーティストサービス企業ではありません。AWALは15%のレベニューシェアの一部として、マーケティング、PR、エディトリアルの支援を提供します。LabelGridは、レーベルが自らアーティスト育成を進めるために必要な技術ツールを提供します。

はい。LabelGridは独立して運営されており、メジャーレーベルの親会社はありません。AWALは2022年からSony Music Entertainmentの傘下にあります。

公開ドキュメントとサンドボックスを備えたREST API、ホワイトレーベル配信機能、サブレーベルに対応したマルチレーベル管理、カタログ移行のためのDDEXインポート、本格的なロイヤリティ計算エンジン、レーベルサイト用のWordPressプラグイン、全プランでのDolby Atmos、そしてSpotify Preferred Providerのステータスです。

はい。当社の利用規約では「AI DSP」を別のカテゴリーとして定義しています。AIの学習、モデル開発、合成メディアの生成にコンテンツを利用するあらゆるプラットフォームのことです。AI DSPへの配信は初期設定で無効になっており、オプトインしたときのみ有効になります。レーベル単位とリリース単位の両方で設定でき、新しいDSPへの自動配信を有効にしても、AIプラットフォームは引き続き除外されます。配信ライセンスが対象とするのは、あなたが選んだDSPへコンテンツを届けることだけです。それ以外には及びません。

はい。LabelGridはAI支援・AI生成の楽曲を、開示を必須として受け入れています。AIの関与は、トラック単位(音源)とリリース単位(アートワーク)で、「AI不使用」「AI支援」「AI生成」の3つから申告します。この情報は、Apple Musicの透明性タグやSpotifyのDDEXベースの表示を含め、すべてのDSPへ自動的に送られます。なりすまし、ディープフェイク、誤解を招くメタデータは認められません。AIコンテンツの詳しいガイドはこちら

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