リリース審査

すべてのリリースを審査する理由

LabelGridから配信されるすべてのリリースは、ストアに届く前に2つのチェックを通過します。1つは、保存した瞬間に実行される自動バリデーション。もう1つは、LabelGridの担当者による手動審査です。自動チェックは、ストアがリジェクトするメタデータを検出します。手動審査が拾うのは、ソフトウェアには見えないものです。つまり、お客様が保有していない可能性のある権利や、公開後にカタログ全体をリスクにさらしかねない内容です。

どちらもすべてのリリース、すべてのプランで実施します。大半のリリースは、修正すべき点がないまま通過します。

A release document passing through a validation dial and a review ring, emerging with a green approval tick

自動チェック

自動チェックで確認する項目

バリデーションは、リリースまたはトラックを保存するたびに実行され、結果はGetting Startedパネルにすぐ表示されます。

バリデーションは、ストアが実際に適用している要件に照らしてリリースを確認します。それは短いチェックリストではなく膨大なルールの集まりであり、ストアごとに内容が異なるうえ、ストアが受け入れる条件を変えれば、それに合わせて変化していきます。確認する内容は、大きく次の領域に分かれます。各領域には、個々のルールが数多く含まれています。

  • 識別子。リリースと録音物を識別するコードが有効であり、カタログ全体で整合しているかどうか。
  • 音源。すべてのトラックに、配信の要件を満たすファイルが登録されているかどうか。
  • アートワーク。カバーアートが登録済みで、配信に適した状態かどうか。
  • クレジットと参加者。制作に関わった人々が、ストアが求める形で記載され、クレジットされているかどうか。
  • 権利と分配。権利の持ち分がすべて埋まり、それぞれの帰属が明確になっているかどうか。
  • 配信設定。希望するストアに届く設定になっているかどうか。
  • ストア固有の要件。共通のルールに加えて、個々のストアが独自に適用しているルール。

これらの領域を構成する個々のルールを、LabelGridは公開していません。そのルールを整備し維持し続けること自体がLabelGridの仕事の大きな部分を占めており、ストアの動きに合わせて変わり続けるものだからです。お客様にとって大切なのは、いずれかで問題が見つかったときに何が起こるかです。修正するまでリリースは送信できず、パネルには漠然としたエラーではなく、該当する項目名とトラックが具体的に示されます。ここで確認しなければ、同じ問題が数日後にストアからのリジェクトという形で届き、しかもどの項目が誤っていたのかは示されないのが通例です。

Four stacked layers showing master recording, composition, sample clearance and performer releases as separate rights

人による確認

人の目による審査で見つかること

メタデータが完璧に整っていても、リリースを配信できないことがあります。それを見つけられるのは人の目による審査だけであり、だからこそLabelGridは審査を行っています。担当者が確認するのは、そのコンテンツをお客様が配信できる立場にあるかどうかで、大まかには次のような点です。

  • 録音物と楽曲。これは別々の2つの権利であり、一方を保有していることは、もう一方も保有していることを意味しません。
  • ほかの人の作品を土台にしたもの。その素材に必要な許諾が、実際に取得されているかどうか。
  • 制作に関わったすべての人。その録音に参加したほかの人々が、きちんと考慮されているかどうか。

審査担当者が何を見るかはリリースによって異なり、審査の具体的な進め方は社内にとどめています。解決が必要な点が見つかった場合は、お客様に判断を委ねるのではなく、それが何であるかを審査からお伝えします。

重要な理由

これで防げるトラブル

権利に問題を抱えたままリリースが公開されると、それは静かに失敗するのではありません。申し立てを受けたり、配信停止になったり、いったん発生した収益があとから取り消されたりします。しかもそれは、プロモーションを終え、リスナーが作品を見つけたあとの出来事です。配信停止はリスナーの目に触れますが、リリース前の修正が誰かの目に触れることはありません。

自動チェックが守るのは、それより小さく、しかしより頻繁に起きる問題です。ストアからのリジェクトは、表に出ない遅延だからです。リリース日を決めたあとに起こり、しかも対処の指示ではなく技術的なエラー文言として届きます。

配信の前に確認しておけば、どちらも、作品がまだ自分の手で直せるうちに一度対処するだけで済みます。

全体の流れ

3つのステータスを、いつでも確認できます

リリースは3つの状態を経て進み、Getting Startedパネルを開くとその状態が表示されます。保存のたびに自動で実行されるRelease Validation、LabelGridの担当者が行うRelease Review、そしてストアへの配信が完了したRelease Distributedです。

各ステップにはそれぞれのステータスが表示されるため、いまどの段階を待っているのか、お客様の対応が必要な点があるかどうかを、いつでも確認できます。各ステップの詳しい流れはバリデーションと審査のガイドで解説しています。配信できる内容とできない内容については、コンテンツガイドラインをご覧ください。

The Getting Started panel showing release validation passed, release review in progress and release distributed waiting

所要時間

審査で足止めされることはありません

審査中のリリースが放置されることはありません。審査は途切れなく進めており、大半のリリースは何も変更しないまま通過します。対応が必要な場合も、審査ではただ差し戻すのではなく、何を直せばよいかをお伝えします。修正して再提出すれば、そのまま審査に戻ります。

ここでは、性質の異なる2つの事柄を分けて考える必要があります。審査そのものは、ご契約のアカウントに設定されたサービスレベルに沿って進め、APIプランには審査の優先対応が付きます。一方、リリースを提出してから公開されるまでの時間はそれとは別の問題で、単一の数字としてお伝えすることはできません。審査で何が見つかるかによって変わるためです。修正すべき点がないリリースは、そのまま配信へ進みます。解決すべき点が残っているリリースは、お客様がそれに対応するまで待つことになります。

だからこそ、大半のリリースには当てはまらない数字を1つ掲げるのではなく、リリース日には余裕を持たせていただくようお願いしています。思っていたより審査が長引いていると感じた場合は、サポートまでご連絡ください。そのリリースがいまどの段階にあるかを正確にお伝えします。

COMMON QUESTIONS

よくあるご質問

はい。すべてのリリースは、ストアへ配信される前に自動バリデーションと、LabelGridの担当者による手動審査を通過します。これはすべてのプランに適用されます。

自動チェックで確認できるのは、メタデータが正しい形式になっているかどうかまでです。録音物と楽曲の権利をお客様が保有しているかどうかまでは確認できません。そして、リリース後の配信停止や収益の取り消しを引き起こすのは、まさにこの権利の問題です。だからこそ、あとから発覚させるのではなく、配信前に人の目で確認しています。

バリデーションが対象とするのは、識別子、音源、アートワーク、クレジットと参加者、権利と分配、配信設定、そして共通のルールに加えて個々のストアが適用する追加の要件です。これらの領域はそれぞれ数多くの個別ルールを含み、ストアごとに異なるうえ、ストアが変更すればそれに合わせて変わります。だからこそ、最後にまとめて1回確認するのではなく、保存のたびに自動で実行しています。個々のルールは社内にとどめています。

最も多いのは権利に関する確認です — つまり、必要な許諾が取得されていることをLabelGrid側で確認できない要素が、リリースに含まれている場合です。審査では、リリースをそのまま却下するのではなく、解決が必要な点をお伝えします。修正して再提出すれば、そのまま審査の列に戻ります。

審査は、ご契約のアカウントに設定されたサービスレベルに沿って進め、APIプランには審査の優先対応が付きます。リリースを提出してから公開されるまでの時間はそれとは別の問題で、単一の数字としてお伝えすることはできません。審査で何が見つかるかによって変わるためです。修正すべき点がないリリースはそのまま配信へ進みますが、解決すべき点が残っているリリースは、お客様がそれに対応するまで待つことになります。個別のリリースがいまどの段階にあるかは、いつでもサポートからお伝えできます。

いいえ。審査はすべてのプランのすべてのリリースで実施し、料金に含まれています。Preflight QCはこれとは別の有料オプションで、APIプランとホワイトレーベルプラン向けです。リリースが審査に進む前の段階で、音源、メタデータ、クレジット、権利関係、AIに関する申告を自動でチェックする機能を追加します。

配信後でも更新できる項目もあれば、更新できない項目もあります。リリースが公開されたあとは、ストアが特定の識別子を変更不可として扱うためです。どちらがどちらに当たるかは、バリデーションと審査のガイドで解説しています。

配信前に、すべてのリリースをチェック

バリデーションと審査は、LabelGridのすべてのプランに追加費用なしで含まれます。