1年目、レーベルはアルバムをストアに並べるために$14.99を払い、安いと感じます。4年目、同じカタログはアルバム80枚に膨らみ、本当に効いてくる請求はもうアップロード費用ではありません。$14.99ではなく、バックカタログが稼ぐすべてから差し引かれるシェアか、公開中の全タイトルにかかる更新料、あるいはその両方です。

サブスクリプション、リリースごとの課金、レベニューシェアは、いずれもリリース5作品程度の段階では安く見えます。ただ、課金の基準はそれぞれ違います。タイトルもアーティストも収益も増えていくロスターは、モデルごとに違う請求に直面します。それも多くの場合、同じ年のうちにです。

以下に公開料金をまとめ、続いて4年目のカタログ1つを各モデルに当てはめて、LabelGridのレーベル向けプランも含めて比較します。

価格ではなく、3つの指標で見る

どのモデルも、ある軸では安く、別の軸では高くなります。リリースが増える、アーティストが増える、収益が増える。成長するレーベルは、同じ年にこの3つすべてにぶつかります。

モデル支払うもの請求を押し上げる要因具体例
サブスクリプション年額のプラットフォーム利用料。アップロードはそのプランの上限内でまかなえます。アーティスト枠や、プランに付随して販売されるオプション。DistroKid Ultimateは年額€81.99から、アーティスト1〜100組に対応。TuneCore Professionalは年額$54.99で、追加アーティストプロフィールごとに$14.99。
リリースごとの課金1タイトルごとの料金。一括払いか年払いのいずれか。配信を続けているタイトルの数。CD Babyはシングル$9.99、アルバム$14.99を一括払い。RouteNote Premiumは収録曲数に応じて$10 / $20 / $30 / $45、その後は毎年リリースごとに$9.99。TuneCoreのリリース単位課金は、シングルが年$24.99、アルバムが初年度$44.99、翌年以降は毎年$56.49。
レベニューシェアアップロードにはほとんど、あるいはまったく費用がかかりません。カタログの収益から、公開された割合が差し引かれます。バックカタログを含む収益。RouteNote Freeでは、正味収益の85%が手元に残り、RouteNoteが15%を取ります。CD Babyは、一括払いの手数料に加えて、デジタル配信収益の9%をリリースが存続する限り取り続けます。

DistroKidの年額プランはストア・ストリーミング収益から一切歩合を取りませんが、その代わりにContent ID、Atmos、新規ストアへの配信、カタログの存続をAlbum Extrasとして別売りしています。TuneCoreの無制限プランは、同じ料金ページでリリース単位課金のオプションと並んでいて、$24.99 / $44.99という金額は実は2つの別商品を指します。RouteNote Freeはレベニューシェア型、RouteNote Premiumはストリーミング・ダウンロード収益を100%手元に残せるリリース単位課金です。CD Babyは、一括払いのアップロード料と9%のシェア、その両方を課します。

リリース、アーティスト、収益

リリース単位の計算は、タイトル数に比例して増えていきます。RouteNote Premiumのアルバム20枚は、1年目で$600(1枚$30、収録7〜18曲)。4年目も新作20枚で$600かかり、さらに既存の60枚が1枚あたり$9.99で更新されます($599.40)。今年出す枚数ではなく、公開中のカタログそのものが、いまや請求の半分を占めています。TuneCoreのリリース単位課金アルバムはさらに重くなります。更新料が上がっていくからです。初年度$44.99、2年目以降は毎年$56.49。TuneCoreは無制限プランも用意していて、Rising Artistが年$24.99から、続いてBreakout Artistが$44.99、Professionalが$54.99。一度切り替えると、同じアカウントで2つのモデルを併用することも、元に戻すこともできません。無制限プランは、TuneCore自身が用意した「タイトル単位の課金」への答えです。

アーティストの計算は、枠数で決まります。DistroKid Musicianは年払いで€23.99、アーティストまたはバンド1組が対象。Musician Plusは2組で€42.99。Ultimateは€81.99から、アーティストまたはバンド1〜100組に対応します。これはDistroKidの料金ページに載っている2026年9月25日時点のユーロ価格です。TuneCore Professionalは、アーティストプロフィールを追加するごとに年$14.99かかります。Professionalでアーティストを10組登録すると、$54.99に9組分の追加料金を加えて$189.90。ソーシャル・UGCのシェアはこれとは別です。ひとりで自主配信するアーティストにとっては、DistroKidとTuneCoreのほうが、LabelGridのどのセルフサービスプランよりも安く、シンプルです。これは脚注で済ませる話ではなく、はっきり認めるべき点です。

収益の計算は、「無料」を選んだ人が一番驚くところです。RouteNote Freeの利用料は$0.00ですが、手元に残るのはRouteNoteが受け取る正味収益の85%です。$25,000の15%は$3,750です。LabelGrid SoloとBasicも標準DSP収益の85%が手元に残るので、この15%はLabelGridの優位ではなく、条件として同等です。CD Babyの9%は率としては小さく、しかも恒久的です。一括払いの$9.99 / $14.99の手数料を払ったあと、リリースがストアに並んでいる限り、デジタル配信収益の91%が手元に残ります。$25,000なら9%は年間$2,250で、今年分のタイトルのアップロード費用とは別にかかります。

DistroKidの年額料金は、いわば入り口の価格です。追加機能はリリース単位・トラック単位で価格が公開されています。Discovery Packは1曲あたり年$0.99、Store Maximizerは1アルバムあたり年$7.95(新規ストアへの自動配信)、Social Media Packは1シングルあたり年$4.95、または1アルバムあたり年$14.95に加えて広告収益の20%、Beatportは月$9.99、カバー楽曲のライセンスは1曲あたり年$12、Leave a Legacyは2曲以上のアルバム$49をリリースごとに一度だけ、Dolby Atmosは1トラック$26.99、ラウドネス正規化は1トラック$2.99、Audiomackは無料です。支払いを止めると、そのリリースにLeave a Legacyが付いていない限り、DistroKidは楽曲を取り下げます。アルバム80枚それぞれに$49をかけると、$3,920です。LabelGridも、プランのない状態が60日を超えると、どのプランでもコンテンツを取り下げることがあります。支払いを止めたあとのカタログ存続は、LabelGridの売りにはなりません。DistroKidのSocial Media Packにかかる20%は、LabelGridがすべてのプランでUGCとContent IDに課す20%と同じ率です。一方、RouteNoteはYouTube Content IDに課金しません。この点は率直に、RouteNoteに分があります。

今日のカタログではなく、これから育つカタログで料金を考える

LabelGridは、年額のプラットフォーム利用料、無制限のリリース、公開されたロイヤリティ配分で課金します。7日間の無料トライアル。

プランを見る

レーベル向けプラットフォームが実際に請求するもの

LabelGridは、安いDistroKidではありません。SoloとBasicはLabelGridの契約における標準DSP収益の85%、Proは90%、Customは95%が手元に残ります。DistroKidの年額プランなら、ストリーミング収益は丸ごと手元に残ります。TuneCoreは正味受取額の100%を支払います。ただし、ソーシャル・UGCの20%と、Spotify Discovery Mode経由のラジオ・自動再生ストリームにかかるAcceleratorの20%手数料は別です。このシェアだけを重視するアーティストひとりにとっては、DistroKidとTuneCoreに軍配が上がります。そこははっきり認めます。

LabelGridが課金の基準にしているのは、レーベルそのものです。トラック数、レーベル数、アーティストへの支払い、そして公開シェア。リリース件数そのものは課金項目ではありません。Dolby Atmos、ハイレゾ、Apple Motion Artworks、音声フィンガープリンティングは、トラック単位の追加料金なしですべての配信プランに含まれます。ロイヤリティ計算はすべてのプランに含まれ、自動分配はBasic以上で利用できます。Soloは例外で、年$99、100トラック、レーベル1つ、標準DSPで85%、自動分配やアーティストへの支払いは含まれません。これはロスター向けではなく、単一レーベル向けのプランです。

  • Basic:年$199、200トラック、3レーベル、標準DSP収益の85%、分配とアーティストへの支払いを含む。
  • Pro:年$499、500トラック、5レーベル、標準DSP収益の90%。超過トラックは1本あたり年$0.15。
  • Custom Distribution:年$999から、デフォルトで2,000トラック(契約により上限を引き上げ可能、無制限まで対応)、50レーベル、LabelGridのDSP契約で95%、自社の直接契約なら100%。APIなし。2年契約、年払い。

UGCとContent IDは、Customを含むすべてのプランで80%が手元に残ります。この20%は別枠の課金で、たとえばBasicでYouTube Content IDが$100入っても、$85ではなく$80の支払いになります。100%になるのはSOBOのみで、LabelGrid自身の契約では上限95%です。リリースごとの手数料はなく、支払いの発行にもLabelGrid独自の手数料はかかりません。標準プランでは7日間のトライアルを利用できます。最新の料金は料金ページにあります。分配が実際にどうアーティストへの支払いに変わるかは、レーベルオーナーのためのロイヤリティ分配ガイドをご覧ください。

4年目、同じカタログで

ここでは計算を追いやすくするためにきりのいい数字を使います。典型例という意味ではありません。年20枚を4年続け、公開中は80枚、1枚あたり約10トラック(合計800トラック)、そして4年目の標準ストリーミング・ダウンロードロイヤリティが$25,000という設定です。UGC、Content ID、そしてSpotify Discovery Mode経由のラジオ・自動再生ストリームにかかるTuneCoreのAccelerator手数料20%はここでは省きます。以下の金額は、4年目にレーベルの手元から出ていくお金です。今年分のアップロードまたは更新の費用に、$25,000に対する各社のシェアを足したものです。

配信方法4年目の支出$25,000に対するシェア実際の課金基準
DistroKid Ultimate€81.99からストア・ストリーミング分は$0アーティスト数(1〜100)。この行にはオプションを含みません。
TuneCore Professional$54.99、追加アーティストごとに$14.99正味受取額の100%を支払い(正味の定義は非公開)年額プラン。ソーシャル・UGCの20%とAcceleratorの20%手数料はこの$25,000には含まれません。
TuneCoreリリース単位課金(アルバム)$4,289.20(新規20 × $44.99 + 更新60 × $56.49)正味受取額の100%を支払い(正味の定義は非公開)公開中のタイトル数。無制限プランは、まさにこの金額を避けるためにあります。
CD Baby$2,549.80(20 × $14.99 + $25,000の9%)$2,250今年分のタイトル数と、カタログ全体の収益。
RouteNote Free$3,750$3,750(15%)収益。アップロードは$0。
RouteNote Premium$1,199.40(20 × $30 + 60 × $9.99)ストリーミング・ダウンロード分は$0公開中のタイトル数。更新料は安め。
LabelGrid Pro$3,044($499 + 超過300 × $0.15 + $25,000の10%)$2,500トラック数(500まで込み)と、LabelGrid契約における公開10%。
LabelGrid Custom(LabelGrid契約)$2,249($999から + $25,000の5%)$1,250プラットフォーム利用料に5%を加算。デフォルトの2,000トラックでこのカタログをカバーできます。
LabelGrid Custom(自社DSP契約)$999から$0プラットフォーム利用料のみ。ロイヤリティは自社の契約に基づき、DSPから直接支払われます。

まずDistroKidとTuneCore Professionalの行を見てください。このカタログでは、この2つが実際の出費として最も安く、しかも$25,000が丸ごと手元に残ります。アーティストがひとりで、ロスターへの支払いも不要なレーベルなら、これで十分でしょう。高くつくのは、公開中のタイトルごとに課金され続けるもの(TuneCoreのリリース単位課金、$4,289.20)や、稼ぎ始めたカタログからシェアを取るもの(RouteNote Freeの$3,750、CD Babyの$2,549.80、LabelGrid契約でのLabelGrid Proの$3,044)です。自社契約でのCustomはまったく別の商品です。$999はインフラの利用料であり、ロイヤリティはLabelGridを一切経由しません。

よくある質問

サブスクリプション型の音楽配信と、リリースごとの課金の違いは何ですか?

サブスクリプションは、プランで決まったアーティスト数・トラック数・レーベル数の上限内でアップロードできる、年額(または月額)のプラットフォーム利用料です。リリースごとの課金は、タイトル単位で一括払い(CD Baby)または年払い(TuneCoreのリリース単位課金、RouteNote Premium)の料金がかかります。前者の基準は期間、後者の基準は公開中のタイトル数です。

無料のレベニューシェア型配信は、本当に無料なのですか?

アップロード自体は無料です。RouteNote Freeは正味収益の15%を取るため(手元に残るのは85%)、収益が$25,000なら$3,750かかります。LabelGrid SoloとBasicも標準DSP収益の85%が手元に残るので、15%という率自体は同じです。違いは、それに加わる年額のプラットフォーム利用料と、Basic以上で使えるレーベル向けの機能です。

リリースごとの課金が、年額プランより高くつくのはどんなときですか?

公開中のカタログが大きくなった時点からです。TuneCoreが自ら無制限プランを用意しているのもそのためです。新規20枚が$44.99、更新60枚が$56.49だと、4年目の支払いは$4,289.20。Professionalの無制限プランなら$54.99で済みます。RouteNote Premiumはタイトルあたりの負担が軽いものの(アルバム$30に加え、公開を続けるために年$9.99)、アルバム80枚になると年$1,000を超えます。

LabelGridは、レーベル向けの配信料金をどう設定していますか?

年額のプラットフォーム利用料、無制限のリリース数、そしてLabelGrid自身のDSP契約における公開ロイヤリティシェアで構成されます。Basicは年$199で200トラック・3レーベルまで、標準DSP収益の85%。Proは年$499で500トラック・5レーベルまで、90%、超過トラックは1本あたり年$0.15。Custom Distributionは年$999から(デフォルトで2,000トラック・50レーベル)、LabelGrid契約で95%、自社の直接契約なら100%。UGCとContent IDの収益は、すべてのプランで80%が手元に残ります。Solo($99、100トラック、1レーベル、85%)には自動分配もアーティストへの支払い機能もありません。7日間の無料トライアルがあります。Custom Distributionは2年契約で、年払いです。

サブスクリプション型のディストリビューターは、ストリーミングロイヤリティのシェアを取りますか?

DistroKidとTuneCoreは、ストア・ストリーミング収益から手数料を取らないことを年額プランの売りにしています。TuneCoreが公表している支払い基準は、正味受取額の100%です。ただしYouTube Content IDとソーシャルのUGCには、DistroKidのSocial Media PackでもTuneCoreのプラン表でも20%のシェアがかかります。これはLabelGridがすべてのプランでUGCとContent IDに課す20%と同じ率です。TuneCoreはさらに、Spotify Discovery Mode経由のラジオ・自動再生ストリームに20%のAccelerator手数料をかけます。LabelGridのプランも、標準DSP収益からシェアを取ります(Solo/Basicが15%、Proが10%、Customが5%)。自社の直接DSP契約で配信して100%を手元に残せるのは、Custom DistributionプランとAPIプランだけです。

はじめかた

リリース数を数える前に、トラック数とレーベル数を数えてください。$14.99のアルバム料金は、この指標を一度も見せてくれません。200トラック・3レーベル以内なら、アーティストへの支払いに対応する最初のプランはBasicです。800トラックは、すでにProに含まれる500を超えています。

最新の料金と収益の配分率は料金ページでご確認いただけます。app.labelgrid.comでアカウントを開設し(7日間トライアル)、はじめてのリリースに沿って最初のリリースを進めてください。サブスクリプションと請求の詳細はサブスクリプションのヘルプ記事にあります。

Table of contents:

今日からあなたの音楽を配信しましょう

主要なDSPすべてに対応。ロイヤリティの自動分配。DSP別の分析。すでにLabelGridを利用している数多くのレーベルやアーティストに加わりましょう。